
先日、友人からふいにこう聞かれました。
「なんでそんなに長時間働いてるの? やっぱ、仕事が楽しいから?」
その時、私がとっさに返した言葉は、「楽しいから」ではありませんでした。
口をついて出たのは、「義務感、かな」という言葉。
友人は「まあ、そうだよな。働かないと生活できないもんな」と納得したような顔をしていました。
でも、私の心の中では「いや、ちょっと違うな」という感覚がありました。
正直なところ、ただ生活をするためだけに働くのであれば、ここまで働く必要はありません。
私が感じていた「義務感」の正体
私が感じていた「義務感」。
それは、「これだけ多くの人の人生に関わっているという、怖さと重み」でした。
今、私の会社「スタディクラウド」には、役員、社員、事務スタッフといったコアメンバーが8名います。
でも、関わっているのは彼らだけじゃありません。
- 運営に深く関わってくれている20人の学生スタッフたち
- 最前線で指導にあたってくれている150人のメンターたち
- 人生の大切な時期を私たちに預けてくれている、150人の生徒たちとその保護者様
これだけ多くの人が、貴重な時間や将来をこの会社に託してくれている。
そう思うと、背筋が伸びるような責任の重さを感じるんです。
関わってくれる全員に対する責任
だからこそ、やらなければならないことがたくさんあります。
- 会社を絶対に存続させること
- 社員も、事務スタッフも、学生スタッフやメンターも、一緒に働くみんなが自分らしく働ける環境を提供し続けること
- 彼らのポテンシャルが発揮できるような、やりがいのある仕事を創ること
- 生徒の可能性と向き合い一人一人にとってベストな未来へと繋げること
- お客様に価値提供した上でしっかり利益を残し、スタッフにより多くの報酬を渡せるようにすること
- そうして、自分のこうなりたいに情熱をそそげる社会、そして実現できる社会を作ること
そんなことを考えていると、やっぱり「自分は誰よりも全力で会社に向き合わなきゃ」という気持ちになります。
この、ヒリヒリするような「責任の重み」こそが、私にとっての「義務感」の正体です。
ふと、初心に帰る
……と、そこまで整理してみて、ふと冒頭の友人の質問が頭をよぎりました。
「やっぱ、仕事が楽しいから?」
あの時はさらりと流してしまいましたが、今振り返ると、ハッとさせられます。
「東大毎日塾」を立ち上げた当初の、「純粋な好奇心でワクワクしていた気持ち」を思い出したんです。
ここ最近の私は、責任の重さと義務感だけで動いていて、自分自身が「楽しむ」ことを少し置き忘れていたかもしれません。
「義務感」は、経営者として会社を守るために必要なものです。
でも、私自身が楽しく働いていなければ、関わってくれるスタッフや生徒たちにとっても、本当の意味でいい環境にはならない気もします。
初心を思い出させてくれた友人の一言に、改めて感謝したいと思います。
(その場で言葉が出てこなくても、後から考えがまとまってくることが、私の場合よくあります)
関わってくれる仲間、そして生徒たちのために責任を持って働くのはもちろんですが、まずは私自身が、誰よりも仕事を楽しむこと。
これからは、その気持ちも大切にしていこうと思います。



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